うたた寝るを感じる宿 広丞庵 かのか(2009年4月)その1

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2009年4月、それまで春の旅行を経験した事がなかったため、GW前に何処かに1泊旅行したい!春の食べ物を堪能したい!という欲求にかられ、しぶる相方を説き伏せ近場での旅行を計画しました。宿泊先は千葉県は大多喜町の広丞庵かのかです。都内からは車で2時間ほどで、田畑に囲まれた砂利道を進んだ先にある鳥の声と水音しか聞こえない静かな宿でした。



広丞庵 かのか 部屋設備

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広丞庵かのかは離れ形式3部屋のみの小さな宿で、ご夫婦2人できりもりされています。
宿近くでナビが「自分ここまでが限界ッス」と勝手に案内を終了してしまい、おまえの限界を決めるのはお前自身じゃない!人間様だ!と再びナビらせるも効果なく、だけども宿の形すら見えず、地図を見ても描かれている道路が途中で終わっているなど迷いに迷ってしまい、チェックイン間際の時間でお忙しいだろう…とは思いつつも電話で案内をして頂きようやく到着。


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ご主人に暖かく出迎えて頂き、お茶と甘く味付けされたたけのこを頂きました。


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ひとごちついた後お部屋に向かいます。部屋は全部屋離れで独立しているので、他の宿泊客の物音が気になるなんてこともなく大人の快適空間です。大浴場やラウンジなども無いお籠り泊の宿のため、他の宿泊の方とはチェックアウトの際にすれ違っただけでした。


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宿泊の「わらび」の部屋は仕切りのない広々ワンルームといった感じ。


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琉球畳の敷かれた和スペース。テーブルが切り株の形なの!最近では琉球畳は珍しくなくなりましたね。


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和スペースにはテレビやディレクトリーなど一通りの物が揃ってます。テレビジョンもあって、テレビ大好きな相方は大喜び。でも折角だからあんまりテレビばかり見ないでね!


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部屋には現役の黒電話が引かれています。昔おばあちゃんの家が黒電話だったなー…懐かしい。その横には松ぼっくりを使った可愛い小物細工が。


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冷蔵庫の中身は缶ビールとお茶、オレンジジュースが2本ずつ入っていて、サービスでいただけます。宿内には自動販売機がありません。コンビニなどに行くにも車を出さないとなので飲み物を買い忘れてきたわたし達はとても重宝しました。


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ローベッドでいつでも寝転ぶことができるー!


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これが普通に高さあるベッドだったら部屋全体に閉塞感が生まれると思う。布団だけれど弾力もあって包まれてるみたいな寝心地…!


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ベッドサイドは禁煙です。マナーマナー

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クローゼットの中に作務衣と足袋、羽織が用意されています。リーディングライトや加湿器も最初から部屋にあって付属設備も十分。乾燥に気付いてフロントに電話をして加湿器を届けて頂いて…というのは気が引けてしまうのですよねー。宿泊客なんだから当たり前なのかもですが、夕食前で忙しいかなとかお願いするタイミングも気になってしまう。だから最初からある程度のものが部屋に揃ってるとあとは自由気ままに寛ぐだけ!という気分になって気が楽なのです。

広丞庵 かのか 部屋設備2

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さて、かのかと言えば部屋からの素晴らしい眺望ですね!部屋を入って真っ先に目に映る景色は雑誌記事で見た以上の素晴らしさでした!


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夏場だともっと青々としてるんだろうなぁ


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宿の紹介記事やインターネットで必ずと言っていいほど紹介されているこの景色ですが、実際はその何倍も良かったです。見る景色ではなくて感じる景色とでも言うのかな。ウッドデッキの椅子に座っていると考えるとはなしにいつの間にか空の広さや高さ・色を感じたり、水の空気を感じたりしてしまう。何これ…自分こんなネイチャーヒューマンだっけ…と戸惑うぐらいにゆったりくったりしてしまうのです!そこに遠くの鳥の鳴き声が混ざるともうね。ゆっくり流れる時間?そんなの感じたこたぁねぇんだよ!というわたしが気持ち…よくて…うとうと。


うたた寝に入っていく心地良い瞬間を感じました。

広丞庵 かのか 水回り

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洗面所は脱衣するにも十分な広さがありますが、自然光が入りにくい位置にあるので女性の方はお化粧は別の場所で行ったほうがいいかもです。

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アメニティは十分すぎるぐらい揃っている。クレンジングの他に化粧水や乳液、顔パックシートまである!ボディソープ泡立用のネットとゴシゴシ体洗う用のタオルがそれぞれ用意されてるのにびっくり。
タオルはクローゼットの中の物と合わせると一人2枚ずつだったかなー…ちょっとここはうろ覚えです。


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デロンギのタオルウォーマー


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洗面所→シャワー室→部屋付露天という動線になっています。ところでシャンプーなどが斜めの角度で揃えられているのですが、カランの前に座ったときにラベルが見やすいようになっているのです!何気ないところで使い勝手の良さを感じますね。


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トイレはウォシュレット付きの言うまでもなく清潔空間。可愛い巾着袋に入った炭が置かれていました。


広丞庵 かのか 部屋付露天風呂

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わらびの露天風呂は少し小さめな印象で、大人2人で入浴の場合はのびのびとは出来ないぐらいの大きさです。きつきつでもないけれども。


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こちらは温泉ではなく、くみ上げの井戸水を沸かしています。結構、消毒の塩素臭がするので人を選ぶお風呂かもしれませんね。(わたしは塩素臭とか全然平気なので問題なし)


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大多喜カントリークラブのコースが池を挟んだ向こうにありますが、位置的にはコースの外れのため滅多に人影が現れることはないそうです。が、以前に女性宿泊客から意見があって、目隠し用の木を植えたばかりとの事でした。
うーん、人影として識別できるかなーぐらいの感じなので見えないと思うんですけどねー仮に見られても相当距離あるし別にいいジャン!とか思うんですけどね…それより眺望が遮られ気味になってしまったことのほうががが。


温泉ではないので湯ざめ感は否めませんが、24時間いつでも気兼ねなく入浴出来る部屋付露天はやっぱりいいものです。


さて次回は食事編をお送りします!旬の味覚いっぱい!
うたた寝るを感じる宿 広丞庵 かのか(2009年4月)その2


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