阿蘇五岳を眺めながら食事の出来る旅館 界ASO(2007年9月)その1
2007年9月に九州・大分県の界ASOに宿泊しました。
当時、雑誌やテレビで女性の一人旅がブームと言われていたので、今なら行けると勝手な決意を胸に実行した一人泊です。
旅路
界ASOへは福岡空港ではなく熊本空港を利用します。空港からは無料送迎があるので、時間に合わせて羽田空港から出発。
熊本空港は小さな空港で、迷うこともなく指定された待ち合わせ場所に無事到着。
地元のタクシー会社さんによる乗り合いタクシーでの送迎なのですが、平日ということもあり私一人でした。
女一人なんて変に思われないかなとかビクビクしてましたが、そんな様子もなく。
後で聞いてみたところ、界ASOさんに泊まる女性の一人客はよくいるよとの事でした。納得。
普段は観光タクシーもされているそうで、途中、大観峰という見晴らしスポットに車を停めて阿蘇涅槃像(あそねはんぞう)の解説をして頂きました。快晴だったのでくっきりきれいに見えた!
界ASO 部屋(リビング)
部屋は全部で12室。8,000坪の土地に離れタイプで建っています。
離れなので、隣の部屋の話し声や廊下を行きかう足音とは無縁のため、いつの時間帯もとても静かに過ごせました。
パブリックスペース*1もあまりなく(ロビーとライブラリー、小物の販売コーナーぐらい)大浴場もない完全お籠り系の宿なので他の宿泊客の方とすれ違う事もほとんどなかったです。
私の泊まった部屋はロビーやダイニングがある母屋?から一番近い場所でしたが、結構急な坂道沿いに部屋が点在しているので、運動不足の身には辛いッ。
坂の下の方の部屋は、距離と勾配があるためか、スタッフの方がゴルフ場にあるような電動カートで送り迎えをされているそうです。カートだと楽そうだけれど、毎回お迎えに来てもらったりするのは気を使っちゃうかも…という事で息を切らしながら上り下り。
さて、部屋の内部は広い!天上高い!!
今回宿泊したのは63?の部屋で、間取りは大きく分けてリビング・寝室・バスルーム・露天です。
リビングにはヌバックの大きなソファーが2つありました。
身長154の私が寝転ぶと長さに随分余裕があるゆったりサイズ。
リビングソファー周辺はこんな感じ。大きな窓の外は林。
客室周辺は手入れされていると思うのですが、んーちょっと雑木林感がありまして、木々が太陽の光を遮り過ぎている感じです。写真はチェックイン直後の15:00ぐらいに撮りまして、天気は快晴だったですが部屋の中は薄暗くしずんでいました。
多分、部屋の位置や季節などによって日差し具合は変わると思うのですが、私が泊まった部屋はいつの時間帯も薄暗くてですね。一人旅の心細さ&寂しさが増長することに…
ザザザザーと砂嵐まじりになる。
機体の問題とは思えなく、斜め45度に手刀を構える必要もなさそうだったので暫く放置していると直りました。
机は手元用の照明だけではちょっと暗くて、あまり活用しませんでした。
引き出しの中にはホテルディレクトリーが入っていて、ルームサービスのメニューもありました。
大小のライトが数か所置かれていました。間接照明ですねー。
この照明は本物の竹で作られているそうです。ロビーのショップで販売していました。
照明類は雰囲気作りの物という感じで、読書や物書きをするにはちょっと光量が足りない感じ。
お部屋の薄暗さもあって、2日目に大きいフロアライトを追加して頂きました。
界ASO 部屋(寝室)
寝室は完全な個室化されている訳ではなく、リビングと壁一枚で区切られています。
壁の向こうがリビング。テレビの真後ろの位置です。やっぱり光が入らなくて、常に薄暗かった。
マットは若干硬めです。枕と布団がふっかふかで気持ちいい!
寝室は、部屋全体の薄暗さに加えて室内の照明がほとんど届かなくて、特に薄暗い空間になっちゃっていました。
まあ光々と明るいというのもどうかとは思いますが、昼間は自然光に照らされてたほうが気持ちいいと思う。
薄暗さを嫌って、夜以外は近付きませんでした。
浴衣と作務衣が用意されています。浴衣は腰ひもと伊達締め、帯が用意されているので本格的に着る事が出来ます。
浴衣なんて一人で着れないよ!という方も、無料の着付けサービスがあるので安心。
私はその年の夏祭りに覚えた知識をフル動員して自分で着てみましたが、右前と左前を間違えるという事態に!
帰ってから別の機会で浴衣を着るときに知人に「それ逆じゃない?」って言われて気付いたよ…。
館内もダイニングもドレスコードは無く作務衣でも浴衣でもどちらでもOKです。
浴衣がしっかりしているので、食事や散歩→浴衣・寝るとき→作務衣と使い分けました。
冷蔵庫の中身は全て無料。近くにコンビニもなく(多分車で何十分とかの距離)施設内に自販機もないので大助かりです。朝の露天風呂にオレンジジュースを持ち込んで長湯を楽しんだり。
温かい飲み物はコーヒー・紅茶・緑茶。緑茶は紙製のバッグに詰めてあります。
使い終わったティーバッグの置き場に急須の横の小皿が活躍しました。あとは急須からお茶葉を取り出す用の小さなトングがあれば完璧かなと。
テラスには椅子とテーブルがあって、本来はここでゆっくり森林浴が楽しめるはずだと思うんです。
でも、蜂がやってきましてですね。
うんうん羽音を響かせながら私の周囲を飛ぶので、半泣きになって退散しました。蜂に…負けた。*2
界ASO 部屋(水回り)
特にトイレにこだわりがあるわけではありませんが、最新式の設備だったりするとテンションあがりませんか。
こちらのトイレは人感センサー搭載で人が近づくと勝手にフタが空き、用を足して立つと勝手に流れフタまで閉めてくれるという、いたれりつくせり設計。
知らずに近づきビクッとなったのは内緒。
トイレを出てすぐ横に洗面台と内風呂があります。奥の扉を開けると露天風呂とテラスに出ます。
内風呂の手前に10センチぐらいの段差があるのですが、見落としがちなため何回かガックンとなりました。
チェックインして最初に部屋の説明を受けた時にも注意されていたのに…なんという学習能力のなさ。
(見落としても転ぶほどではなくて、予期せぬ段差にびっくりする程度です)
洗面台は2面。
内風呂やシャワーを使うと湿気で鏡が曇るはずなのに、なぜか一切曇らないという不思議な鏡でした。
前に伊○家の食卓で風呂用洗剤を鏡に塗ると曇らないという裏ワザを見ましたが、その方法なんだろうか…。
アメニティコーナー。シャンプー・リンス・ボディーソープはREN。
ボディーソープは内風呂に入れてジェットバスを作動させるとバブルバスになります。
シャワーキャップやブラシ、ボディタオル、カミソリ、コットン麺棒…と一通りの物が揃ってます。
洗面台の引き出しにはアメニティポーチもありました。
サッスーンクオリティ!!
レインシャワーではないので、ノズル設定を間違えて打たせ湯的な勢いのお湯が顔を打ち付けるなんてハプニングとは無縁!
タオル類は今治タオル。豊富に用意されてます。二人用の部屋に一人で泊まったからではなくて、二人泊でも十分な量。バスタオルだけでなく、ミニタオルやハンドタオルも複数枚用意されてました。
それと、バスローブが…このバスローブがたまらなく良かったです。ごわごわせず、軽くてでもしっかりしている。
家にも一枚欲しい。
内風呂からみた露天風呂。
こんな広い風呂でバブルバスとか最高にセレブリティにちがいないと思い夜に実行することを決意。
露天風呂とスパのご紹介は次回にお送りします。
⇒阿蘇五岳を眺めながら食事の出来る旅館 界ASO(2007年9月)その2
■ランキング参加中■
ご支援いただけると励みになります!
にほんブログ村